Quintenが面白い。

13路の碁盤を使ったコネクションゲームであるQuintenが面白かったのでご紹介する。
ルールは次のように解釈して遊んだ。

  • 13路盤を使う。
  • 白石か黒石を受け持つ。
  • パイルールを使う。
  • 自分の番になったら自分の色の石を碁盤の線の交点に1個置かなければならない。その後、後述のテリトリーができていたらその処理を行う。そして相手の番になる。
  • 白石プレイヤーは左右、黒石プレイヤーは上下をつなげることを目的とする。それができたプレイヤーが勝ち。
  • 自分の番の終了時に自分の色の石が斜めだけで隣接するような石の置き方はできない。(囲碁がわかる人向け説明をすると、自分の番の終了時にコスミが残るような置き方はできないということ。)※
  • 先ほど出てきたテリトリーとは縦横を石か碁盤の縁で囲まれた空きマスの集まりで、かつ2×2の空きマスを含まないものである。
  • テリトリーができたら、テリトリーを構成する空きマスを白石か黒石のみで埋める。どちらの色の石で埋めるかは、テリトリーを囲んでいる白石と黒石の数による。(※自分の石を斜めだけで隣接するように石を置くことは、テリトリー埋めでそれが解消されて、縦横の隣接になるならばできる。)
    • どちらかの色の石が過半数ならば、その色の石で埋める。
    • 同数ならば、テリトリーを完成させた方でないプレイヤーの色の石で埋める。

囲碁は、ある局所と別の局所が(少なくとも自分の棋力では)Hexほど影響しないように感じる。Hexはどうしようもなく強く関わっていて、さっきの局所の些細な石に助けられて繋がることがあって、居た堪れない気持ちを感じることがある(運の要素がないゲームの運ゲー感)。Quintenでは石は接続にも使われるが、テリトリー解決の「票」として使われる点で、局所-局所間の影響がHexほど強く感じられなくて良い。なんとかどうにかできそうな感じがする。

Icehouse Piecesのような汎用ゲームシステム(一組あればいろいろなゲームで遊べる道具。)が好きなので、家にある碁盤と碁石も汎用ゲームシステムとして使いたいと思っていたらGo-Ban as Game SystemというドンピシャなGeekListを見つけた。その中で面白そうなQuintenを遊んでみることにした。

ゲームの名前が決まってから、作者がゲームの名前をQuentinからQuintenに変えた。また、ルールも一部変わった。詳しくはこちらをご参照ください。

人生は有限で、研究しがいのあるゲームが見つかっても研究するとは限らないのに、このような奥深そうなゲームを知ると嬉しく感じるのは不思議なことだなぁ。

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